アニメ化、映画化により少女漫画をあまり読まない人でも、一度はきっと目にしたことがある漫画「ちはやふる」。
2008年に連載開始以降今年で10年を超える長期連載漫画、本日なんと43巻が発売されました(2019.12.13)。
10年間追いかけてきましたが読者を1話たりとも息切れしない、飽きさせないのはなぜなのか。
それどころかおもしろさは年々加速。
少女漫画としての枠を大きく飛び越え、競技かるたの知名度を全国へ広げた「ちはやふる」の魅力を43巻のコマの一部とともにお伝えします。
年末年始のお休みは、こたつに潜って「ちはやふる」全43巻読破しちゃいましょう。
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目次
漫画ちはやふる・基本情報
書名:ちはやふる
著書:末次由紀
出版社:講談社
価格:最新刊43巻 484円(税込)
続いて著者末次由紀先生のプロフィールです。
福岡県出身。1992年、「太陽のロマンス」で第14回なかよし新人まんが賞佳作を受賞しデビュー。『君の白い羽根』『エデンの花』『Only You-翔べない翼-』などの作品を発表。2009年、「ちはやふる」で第2回マンガ大賞2009を受賞さらに『このマンガがすごい!2010』のオンナ編で第1位。2011年、「ちはやふる」で第35回講談社漫画賞」少女部門を受賞。
漫画ちはやふる・あらすじ
小学生6年生の時に、転校生綿谷新から競技かるたを教わった主人公綾瀬千早。
千早に思いを寄せる同級生の真島太一とともに、かるたのおもしろさに夢中になっていきます。
まだ恋も、情熱も、挫折も知らなかった幼い3人がかるたを通して成長。
一途な三人の思いは時にぶつかり交差しながらも、たくさんの魅力的な仲間やライバルたちと共にストーリーは進んでいきます。
競技かるた(きょうぎかるた)とは、小倉百人一首を用いて、一般社団法人全日本かるた協会が定めた規則に則って行う競技である
引用: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
漫画ちはやふる・の魅力
美少女の千早、かるたの天才新、文武両道秀才太一の3人が繰り広げる三角関係の恋愛ストーリーがメインかと思いきや、恋愛漫画のくくりにはとても収まり切れません。
「ちはやふる」の魅力は絵の美しさ、息をのむかるたの試合展開などたくさんありますが、なんといっても登場人物たちの個性、思い、表情が本当にすばらしいんです。
溢れんばかりの「ちはやふる」の登場人物たちの魅力を、なんとか3つに絞って一部コマも掲載しながら紹介していきます。
最強・最高のライバル若宮詩暢
主人公千早を圧倒的才能と努力で打ち負かす現クイーン詩暢。
詩暢は幼少期よりその才能から周囲となじめず、孤独に一人かるたの道を歩んできました。
そして、かるたしかない詩暢は初の「競技かるたのプロ」になるための道を切り開こうとしていきます。
トップに君臨するものの孤独と責任。
その反面キャラクター好きとおちゃめなギャップ。
一度読むと、詩暢に魅了されること間違いなしです。
名人・クイーンにはなれなかった人たちの思い
「ちはやふる」には多くの競技者が登場しますが、もちろんすべての人に才能が与えられているわけではありません。
幼くして自分の限界を知ってしまう少年少女の思い。
また才能があったとしても、妊娠出産や加齢、病気、さまざまな理由から最前線を離れていく人たち。
そんな人物たちにもスポットを当てて描かれていきます。
かるたを知らない人でも、これまでにスポーツや音楽などなにかに打ち込んだことのある人すべての心に響く漫画なのです。
天才を支える仲間たち
表舞台で活躍する人の裏側には、必ず支える家族、仲間、先生がいます。
かるたの試合にも運営スタッフ、かるたの読手が必要不可欠。
この裏方の人たちをその他大勢とひとくくりにしないのが末次由紀先生のすばらしさ。
すばらしい息をのむような試合は、かるたを愛するみんなの力で成り立っているのです。
漫画ちはやふる・まとめ
漫画「ちはやふる」のすばらしさを語るにはまだまだ文字数が足りませんが、ほんの少しでも魅力は伝わったでしょうか?
競技かるたに興味のない人も、少女漫画は普段読まないという人も是非1巻手に取って読んでみてください。
気が付くと43巻まで読んでますから。
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