理想の結婚相手を考えたときにお金持ちで、イケメンで、高学歴で…と妄想を膨らませたこと、ありませんか?

しかしまあ現実はやはりシビア。
条件ばかり求める婚活ってうまくいきません。
そもそもハイスペックな独身男性ってどこに存在するんでしょうかね...
今回紹介する本「あのこは貴族」では誰もが1度は妄想してしまう、現代の日本の貴族とも呼べるハイスペックな人々の結婚模様と華麗なる日常生活をのぞき見することができます。
そしてこの本、なんと門脇麦さんと水原希子さんのダブル主演で映画化が決定しました!!
気になる本の内容と合わせて映画化情報もサクッとまとめてみました。
こんな方におすすめ
- 上流階級の婚活事情が気になる
- あの子は貴族の内容をサクッと読みたい
- 門脇麦&水原希子ダブル主演の映画化情報が気になる
注 以下本作の要約と映画情報です。ネタバレあり。
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目次
「あのこは貴族」映画化決定!気になるキャストは?
現代女性、特に地方に生きる女性をリアルに描く作家 山内マリコ先生。
過去の作品『ここは退屈迎えに来て』『アズミ・ハルコは行方不明』も映画化されており、本作も映画化が決定(2021年公開予定)。
あらすじ
舞台は東京。
生まれも育ちも全く違う2人の女性が悩み、葛藤し、そして自分の足で立ち上がっていくまでの様子が描かれています。
恋愛、結婚、仕事、子育て
彼女たちの挑む葛藤は、現代の日本女性なら1つは抱えているだろうことばかり。
彼女たちを通してこれから自分がどう生きていきたいのか、何を大事にしたいのか考えさせられます。
キャスト
時岡美紀 水原希子
監督・脚本 岨手由貴子
主人公の2人の女性を、門脇麦さんと水原希子さんが演じることが発表されました。
コメント
門脇麦(榛原華子役)
この度、映画『あのこは貴族』で榛原華子役を演じさせて頂きました。
家柄の事、出身の学校、職業。
私達は無意識のうちに世間から、そして自ら自分の人生に線引きをし、それを全うすべく日々を過ごしている部分が少なからずあるのではないかと思います。この物語は、そんな窮屈さを感じながら生きる2 人の女の子が、少しづつ自分を解き放っていくお話です。
『グッド・ストライプス』を観てから、いつかご一緒したいとずっと思っていた岨手監督。さり気ないト書き1 行が監督の手によって、みるみるうちに胸をきゅっと掴まれるようなシーンに変わっていく様に何度も高揚しました。
皆様が映画館に足を運べる日常が、1 日でも早く訪れることを祈っています。
『あのこは貴族』がたくさんの方に届きますように。
水原希子(時岡美紀役)
この度、『あのこは貴族』で地方生まれの時岡美紀役を演じさせて頂く事になりました。
そして大好きな門脇麦さんをはじめとする素敵な共演者の方々に沢山刺激を受けながら共演させて頂けた事をとても嬉しく思います。初めて岨手監督とお会いした時、とても柔らかい印象。でも現場に入ると、明確に指導して下さり、全てのシーンにおいて、フラットにディスカッション出来た事、疑問や不安から解放してくれて、監督の包容力で等身大の自分として、素直な感情を制限なく自由に表現する事が出来たと思います。
この映画は境遇の全く違う2 人が、自分らしく生きる事、自分にとって本当の幸せとはどういう事なんだろうと葛藤しながらも、悩みと変化の中で成長し、自立していく事でより自由になり解放されていく。29 歳、地方育ちの私にとって、とても共感の多い作品でした。女性のみならず、色んな方が自分で自分の人生を選択していく事の大切さに共感して頂ける作品になっていると思います。
岨手由貴子監督
監督を務めた岨手由貴子です。『あのこは貴族』は出自も生きる階層も違う二人の女性が、これまでどんな風に生きてきて、これからの日本をどう生きるのかを描いた作品です。多くの選択肢が用意されているわけでもなく、器用にベストな選択ができるわけでもない。それでも自分の足で立ち、生きていく。そんな原作の持つスピリットを、素晴らしい俳優陣が血の通った物語に昇華してくれました。
タイプの違う二人の女性、「華子」と「美紀」を演じた門脇さんと水原さん。お二人は芝居や役柄へのアプローチも異なる、まさに“タイプの違う”役者さんでした。けれど、対峙するのではなく、お互いを認め、共存する。そうやって、それぞれのやり方で「華子」と「美紀」の人生を生き、体現してくれました。そんなお二人の在りようは、まるで劇中の彼女たちそのもので、初号試写のあと普通の女の子に戻って楽しくおしゃべりする姿に、とても幸福なキャスティングだったことを実感させられました。
普通に生きることすら困難な時代だからこそ、これまで頑張ってきた自分を肯定してあげたくなるような、誰かにとっての特別な一作になることを願っています。ぜひ、多く方に見ていただきたいです。
引用『あのこは貴族』公式ホームページより
「あのこは貴族」 から垣間見える、上流階級お嬢様華子の婚活

東京出身、生粋のお嬢様華子は何不自由なく家族に守られ、おっとりと育ちます。
そんな中、結婚すると信じて疑わなかった恋人に突然別れを告げられてしまうのです。
華子は恋人に振られ、情熱を持てる仕事や夢が自分にはなかったことに気づきます。
周囲の勧めもあり婚活を決意。
これまでに接することがなかった外の世界の男性たちと出会い、価値観の違いに驚きます。
上品で控えめな美人の華子は、初めこそ好印象を持たれますが結婚以外に夢や目標がないことで、男性たちも徐々に
これまで普通とおもってきた常識も価値観もそうではなかったと気づくも急には変えられません。
男性を紹介され出会う度に心が折れていく華子。
そんな中、名家の長男として生まれ自身も弁護士である幸一郎32歳と出会います。
誰が見てもお似合いの2人、家族同士も2人の付き合いを歓迎。
とんとん拍子に結婚へと進んでいくことになりますが、、、。
「あのこは貴族」ハイスペック男が抱える秘密と闇

代々政治家や、有名実業家を輩出してきた名家の幸一郎。
名門慶應義塾大学に幼稚舎から通い、順調に弁護士になります。
周囲には同じように代々裕福な家庭で育つ幼馴染たち。
マンガでたとえるなら完全にF4です(花より男子好きな人是非読んでみてほしい)。
良いなあ人生勝ち組とうらやましく思ってしまうのですが、物語が進むにつれて幸一郎の背負うものが徐々に明らかになっていきます。
「あのこは貴族」地方出身の才女美紀

美紀は地方の閉塞感、狭い世界から抜け出すために慶應大学に進学した才女。
自分の力を試したくて、もっと広い世界を知りたくて必死に勉強するシーンは地方出身者なら気持ちがわかりすぎてちょっと泣けます。
ようやくあこがれの東京に飛び出してきたというのに、大学でもあくまで自分は地方出身者、外部生というレッテルを貼られていると感じる美紀。
生まれながらに裕福で、当たり前のように教養をもつ内部生たちとは相容れないのだと悟りますが、内部生の中でも目立つ存在だった幸一郎と思わぬ出会いがあり、大学が同じということで意気投合。
美紀は自分が幸一郎の本命となり得ないことを知りつつも、幸一郎からの誘いを断わることができません。
「あのこは貴族」 ネタバレ

よくある三角関係に突入するかと思いきや華子と美紀の対立はなく、2人は共通の友人によって出会い友情ともいえる感情が芽生えます。
華子は幸一郎と離婚後、友人の付き人として働き自立。
思いのほか仕事は楽しく自分がマネジメント業に向いていることを知ります。
一方美紀は幸一郎や華子を通して、あこがれていた上流階級の世界が閉塞的で、その本質が美紀が逃げ出してきた地元に住む弟たちの暮らす社会とそう変わらないことを悟ります。
美紀が求めていたのはキラキラと輝いて見えた上流階級の世界ではなく、自分で自分の身の置き場を選ぶ自由。
2人とも幸一郎のもとから去り、それぞれの道へ進み自由を手にしたのでした。
「あのこは貴族」 で気づかされた生きていく上で大切なこと
華子、美紀育った環境は違うけれど自分の道を歩き出した2人はどちらもかっこよかった。
どんなに好条件な相手と結婚しても、自分が幸せになるかは自分次第と気づかされました。
2021年豪華キャストでの映画も楽しみな作品。
幸一郎など、これから発表される主演以外のキャストも気になります。
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